受信料を払っても見る価値が有る? 今までの人生観が変わるかも。 NHKEテレ、オトナの一休さん。
2021年1月2日CULTURE
一休宗純の声は吉本興業所属のお笑いコンビ、130Rの板尾創路が担当。最近のNHKは「チコちゃんに叱られる!」では同社の木村祐一を起用するなど、幅広いジャンルから人材を活用している。秀逸なアニメーションに加えてバックに流れる音楽も味わいがありこの作品を際立ったものにしている。
「オトナの一休さん」テーマソング
https://www.youtube.com/watch?v=wEaYa1DPeJA
諸行無常。諸法無我。
人生は無情だ。実態が無く、儚いものだから良いのだ。
日本人は都合の良い時だけ信仰を持つ民族。そして殆どが無宗教である。以前何かのテレビ番組で見た記憶があるのだが、日本人ほど自分に都合良く信仰心を持つ民族はいないそうだ。確かに一理ある。どんな人でも願い事を叶えたい時は願掛けに行くし、新年には初詣に出かける。生前の父に聞いた話だが、ボクが子供の頃、坊さんが法要で家に来た際には、一緒にお経を唱えて丸暗記していたそうである。んなワケ無いだろ?幼少期とは言え、無宗教のボクがそんなことするワケ無いと思うのだが、後に母から聞いた話ではどうやらホントらしい。しかしである。無宗教のボクでも近年墓参りに行くのが当たり前になったのは多少なりとも信仰心があるからかもしれない。今の自分があるのはご先祖のおかげだ。だからこそご先祖に感謝して生きる。そして生きる役目を探すのが修行=人生なのだ。短い人生は一度きりだから価値がある。死んだらそれで終わり。死後の世界などあるはずが無い。ご先祖様がしっかりと生きてくれたからこそ自分がこの世に生まれてきたのだ。だからこそ命ある限り日々一生懸命生きるべきだと言う教えには、無宗教の自分でさえも納得してしまう。この番組を見たおかげでボクも人生観が変わったかもしれない。悔いのない様に毎日を一生懸命生きる。誰でもそれが分かっていながら簡単にできないのが人生なのだ。来年60歳を迎える初老の自分に何が出来るのか。考えたら少しワクワクしてきた。この先例えジジイと呼ばれる様になってもできるかぎり生きる。人生は無情。そして実態が無く儚いものだから良いのだと、一休さんは語っている。残念ながら番組の本放送は既に終了しているが、本年初頭に全26則をまとめて再放送された。オトナの一休さん。人生に喝を入れてくれる目からウロコの番組だ。今後再放送の予告があれば本ブログで再び紹介したい。
「オトナの一休さん」第14則
https://www.youtube.com/watch?v=_mmYzyEq1hE
2021年1月2日CULTURE