ALL YOU NEED IS LOVE
JOHN LENNON
FOREVER  

2020年12月18日BEATLES

12月8日は、元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの命日である。彼が生存していたら80歳。ロックレジェンドと呼ばれていたはずである。思い起こせば40年前の夜のこと。私は、アルバイト先で聞いていたラジオ番組の速報で彼の訃報を知った。ニューヨークの自宅前で、狂信的なファンに射殺されたのだ。
当時の自分は、上京してデザイン学校で学んでいた頃。深夜まで課題制作に明け暮れた日々。一人暮らしの寂しさを癒し、勇気づけてくれたのがビートルズとジョン・レノンの曲であった。それ故に、突然耳にした彼の訃報は堪えた。青春の思い出が、突然消えてしまった様に感じた出来事であった。折しも1980年は、彼の盟友であるポール・マッカートニーもヒット曲を連発した年である。その刺激を受けた結果、彼は5年間の音楽活動休止にピリオドを打ち、活動再開した矢先の出来事であった。
彼がビートルズ時代から得意とする、ストレートな心情を歌った曲は、喜怒哀楽を表現したものが多い。だからこそ彼の楽曲は世界中の人々の共感を得たのである。ビートルズの解散後は、自分だけを信じると歌った曲もあり、ビートルズを否定し、ポール・マッカートニーと仲違いしていた時期もあった。そんな彼の姿勢は、オノ・ヨーコと結婚して世界観が広がり、数々の名曲を生み出した事は記憶に新しい。彼の音楽は、世界中の人々に愛と勇気を与えたのだ。そして彼は世界の人々と音楽から愛された存在であった。もし彼が現在も生きていたらと考えると、唯々悔しく残念でならない。

以下にリンクした『Watching The Wheels』は、音楽活動休止期の5年間を歌詞にした曲である。人生を車輪やメリーゴーランドに例え、常に自分が世の中の中心にいる必要はなく、それを眺めるのもいいものだと歌っている。彼の代表曲に『イマジン』を挙げる人は多いが、私はこの曲の様に、何気ない想いを綴った曲も、彼ならではの世界観に包まれた心地よい曲だと感じている。

次回のアップデートは12月11日(金)です。

☆着物や俳句など、日本の文化にも造詣が深かった。

☆Watching The Wheels/JOHN LENNON(1980)
https://www.youtube.com/watch?v=uVXR2LYeFBI 

☆Don’t Let Me Down /THE BEATLES
https://www.youtube.com/watch?v=NCtzkaL2t_Y

2020年12月18日BEATLES