Get back to young boy.
Sixtieth Anniversary. 

2021年11月19日

☆旧実家で撮影した20歳頃の私と父

私のブログを読んでくださりありがとうございます。本日60歳になりました。こうして無事に還暦を迎えられた事は感無量です。私を丈夫な体に産み育ててくれた母、私を上京させてくれて、可能性を広げてくれた父。親孝行など何一つできていない息子ですが、両親には感謝の言葉しかありません。沢山の愛情を与えてくれた母。強い心を授けてくれた父。母親想いの妹。そんな自分の家族を誇りに思います。そして60年の人生で巡り会えた、素晴らしい友人達。心から感謝を申し上げます。今は亡き父に感謝の気持ちを伝える為に、父と祖父母が眠る場所を訪れました。

思い起こせば30年前、父が運転する白いクラウンに乗り、家族と共に祖父母に会いに来た日を思い出します。その父も14年前に他界。現在は、私が父に会いに来ている現実。時の流れを思い知らされます。私の実家は父が商売を営んでおりました。今も私の心に残る家族の思い出は、家族が集う食卓風景です。特別な日ではないごく普通の一日。母が手早く作ってくれる朝ごはん。家族の会話が進む温かい晩ごはん。当時の父は晩酌に、ウイスキーの水割りを飲んでいました。当たり前のようにごはんが食べられる幸せ。家族揃っての団欒がいかに大切かを知り得た日々でした。

家族を養う為に商売一筋だった父。その父を支える母。私と妹はそんな両親の姿を毎日見てきました。幼少期の就寝後、私が起きないようにと、小さな声で家計のやりくりを話し合っていた両親。少年の頃、学校から帰宅してこたつでうとうとしていた時、「章、もうご飯ですよ」と声をかける母。それに対して、「疲れているのだろう、もう少し寝かしておいてやれ」と言ってくれた父。そんな何気ない会話を昨日の事のように思い出します。
人生はいつ何が起きるか誰にも分からない。だからこそ、悔いのない様に精一杯生きよう。それを教えてくれたのが家族であった気がします。

お父さん、自分は60歳になりました。子供の頃から苦労ばかりかけ、大した親孝行もできずで申し訳ありません。友人や仲間を大切にする心。そして何よりも人を愛する心の大切さ。それを私に教えてくれた気がします。会社設立を喜んでくれて、一緒に仕事ができた事。私は一生忘れません。悩んで答えが出せない時、お父さんならどうするだろうと考えた時、側にいてくれる気がします。母も妹も元気です。どうか心配しないでください。
暖かくなったらまた来ます。章

☆Young Boy(Paul McCartney)
https://www.youtube.com/watch?v=oCKfjsUs2Rk

☆ケロヨンF谷から頂いたフルーツたっぷりのケーキ

60th anniversary