Woo-hoo! I did it! やったぜ免許再取得。
2021年6月25日
苦悩してきた日々がまもなく終わりつつある。その第一弾が今日実現した。大病の後遺症が原因で運転不適格者と認定され、取り消し扱いされていた免許証が返ってきたのだ。病気の詳細については、今後明らかにさせていただくが、今回は免許証再取得の一日を綴りたい。
初めて後遺症に見舞われたのは2年前の1月のこと。一旦は収まったもののその後度々発症が続いて不安な日々を過ごした。自宅から救急車で運ばれる事数回。旅先でも突如として発症する事もあり、自分はもうダメかもと投げやりな精神状態に陥った時期もある。その後就寝前の薬を1錠追加していただいて以来、安定した状況が続いていた。そして最後の発症から2年が経過したため免許証の再取得が可能になったのだ。先月末の定期診断の際、主治医に診断書の作成を依頼。本日平針試験場に持参して免許証の再取得を正式に申請した。
昨夜は12時に就寝。たっぷり睡眠をとり今日に備えた。だが今朝は5時半に目覚めてしまった。予想以上に気負っていたのかもしれない。仕方ないなとサンドウィッチとコーヒーをいただきながら時間を潰した。9時半に友人のケロヨンF谷が到着。彼女が運転するアクアで平針試験場に出かけた。当初の計画では、付近の駐車場に止めて歩くつもりであったのだが現地に到着して発見があった。駐車場がオープンしていたのだ。名古屋に在住の方ならお分かりかもしれない。平針試験場は老朽化のため新築で完成したばかり。駐車場がオープンしていることなど知らなかった。これはラッキーだと車を止めて書類の受け付けを済ませた。待つ事数分。相談室に呼ばれた。
開口一番担当者が私に告げた。「中川さんの具合も診断書も問題ありません。本日免許証を交付できます」意外にもあっさりと言われたため逆に拍子抜けしてしまった。その場で運動能力検査や実技の試験などもあるかもしれないと予想していたのだ。若い頃から運転には自信があるため、例えそうであっても絶対にクリアするぞと気構えが出来ていた。その後順路を指示され一つずつ確認しながら手続きを済ませた。平針試験場は、暗くて旧いイメージを一新した建物に変わっていた。広い空間に順路を示すサインも表示されており、かつての暗く薄汚れたイメージはない。建物は新しくなったが逆に気づいた事も多い。申請にかかる所要時間があまりにも長すぎる。これは制度設計の複雑な事が原因であろう。仕組みが複雑な故に同じ事を何度も尋ねる高齢者も多い。その様な光景を見ながら丁寧に説明する女性の係員に感心もした。更に驚いた事が書類の種類と印鑑の多さだ。手続きにあれだけの書類と印鑑が本当に必要なのだろうか。この辺りの慣習から改めなければいつまで経っても旧態のままである。今やコンビニで住民票が取得できる時代。だが名古屋市は、それすら実現できていないのだ。
全ての書類に記入した後に最終窓口に提出。視力検査もパスして最後のステップを迎えた。私はゴールド免許のため30分の簡易講習のみ。全行程終了後に免許証が交付された。長い凍結期間も終わりこれで車が運転できる事になる。三年間耐え忍んだ事も遂に解禁されたのだ。自宅を出発する際、私を刺激しないように心配してくれた妻に感謝のメールを送信した。また同時に、今まで運転代行してくれたケロヨンF谷にも感謝の気持ちを伝えたい。ありがとう。キミのおかげだよ。これからも友人としてよろしくな。