大腸の砂漠化

2023年9月11日

現在食事中の方は、食事を済ませてから本記事をご覧ください。
テレビを見ていたら気になる言葉が目に止まった。それが今回の記事タイトル「大腸の砂漠化」である。大腸の砂漠化とは大量の汗をかいて、大腸の中がカラカラに乾いている状態=水分の枯渇を意味する。そして大腸の砂漠化は便秘を引き起こす。便秘が続くと大腸劣化となり、食欲や免疫力の低下など、全身の不調につながるといわれる。今回は大腸の劣化と対策について考えたい。

私の幼少期は便秘がちだったが、毎日トイレへいく習慣をつけて改善した。それ以来お通じが悪いと感じたことは一度もない。だが夏風邪をひいて以降便秘が続き、体調もスッキリしないため解決方法を模索していた。その後テレビを見ていたら、大腸の砂漠化が便秘の原因であると紹介されていた。また意外な事実も知り得た。便秘について間違った認識をしていたことである。一般的に便秘とは、数日間お通じがない状況と認識している方が多いと思う。だがこれが既に間違っているのだ。例え毎日お通じがあっても、今ひとつすっきりしない感があるのも立派な便秘なのだ。では大腸の砂漠化とはどんな状態をいうのだろうか。結論からいえば大腸内の水分が欠乏している状態である。聞くところによれば、水を1リットル飲んでも小腸が90%吸収してしまい、大腸に届くのは僅か10%の100CCだという。また近年の猛暑で発汗が促され、人は脱水に陥りやすいという。そうなると大腸の砂漠化が進行して更にお通じが悪くなるという。

番組では具体的な便秘の予防策を伝えていた。①起床後にコップ一杯の炭酸水を飲むこと②腸内で発酵性がある食材を摂ること。③腸を刺激するために腹筋を使う運動をすること。最も意外だったのは①の炭酸水を飲むことである。お茶やコーヒーは利尿作用があるため、脱水の原因になってしまうのは理解できる。だが炭酸水が便秘に有効な手段とは思いもよらなかった。これについては泡が大腸を刺激して、お通じが良くなるらしい。因みに炭酸水が苦手な人は、牛乳でも良いという。更にもう一点便秘になりやすい人の特徴があるという。それは朝食を食べない人だという。

私自身が便秘対策として実践しているのは一つだけ。しっかり食べて出す。これだけである。食事は三食欠かさずに食べる。朝食は梅干しとたまごかけごはん。お昼のメニューは拘らないが、夏バテしないようにたくさん食べる。そして夕食は好きな肉類をメインにしながらも、煮物と野菜を多めに食べている。後は日中に歩くこと。実は先週の金曜日、地下鉄で二駅分の距離を歩いた。車を手放して以来歩く距離が確実に増えている。歩くと代謝が促進されて頗る心地良い。そして食欲も増す。良いことづくめなのだ。90歳まで生きるためには、まずは身体を鍛えようと考えている。

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