知事ご乱心でござる! NEW!

現状はブログを隔週で作成、公開している。できれば毎週コンスタントに行いたいが、諸事情から無理なこともある。例えばことの推移を見ながら作る必要があるテーマの場合。憶測や推察で記述できない本記事がこれにあたる。

パワハラ問題で渦中の人、兵庫県齋藤知事の去就が連日報道されている。当初は先週公開しようと思っていたが、本日不信任決議案の採決があり延期した。結果は予想通り。全会一致で可決された。これにより知事は身の振り方が二択となった。①辞職する②議会を解散する。また10日以内にどちらかを決断しないと自動的に失職する。いずれにせよこれで追い込まれた。60年生きてきた我が人生において、様々な人に出会い、多様な生き方を目の当たりにしてきた。だが知事のような方は今までに見たことがないタイプといえるだろう。一言でいえば非常にクセがある。そして一般的な思考から大きくズレている。良く言えば個性的だが悪く言えば非常識。摩訶不思議な方である。ことの発端は本年三月。元兵庫県西播磨県民局長が告発したことをきっかけに様々な問題が露呈した。職員に対する恫喝。自治体や企業に贈答品を求める行為。最も問題視されているのが、告発した元局長が亡くなっていることである。報道によれば自殺らしい。これにより県職員労働組合が知事に辞職を申し入れた。また副知事が辞職を表明。知事にも辞職を持ちかけたが、拒否されたといわれている。

今回の件で最も重要なことは、かつての部下が二名亡くなっているにも関わらず、他人事のような姿勢を貫いている知事の不遜な態度に尽きる。初めて涙を見せた先日の会見では、支援してくれた自民党の先生方に対して申し訳ない、また自分を認めてもらえない悔しさから涙したと説明。人が亡くなっているのだ。そこを外して釈明できるはずがない。亡くなられた方やご遺族に対しても非礼極まる。失礼ながら稀に見る人格と言わざるを得ない。また報道陣から道義的責任を感じるかの質問に対しては「道義的責任の意味が分からないのでお答えできない」と返答した。もし道義的責任の意味が分からないなら、知事の椅子に座る資格はない。しかしながら知事は東大卒。意味が分からないはずがない。恐らく答えると非を認めることになると推測して拒否したのだろう。あくまでも私見であるが、知事は人格に問題がある。自己愛が強すぎるあまり、他人のやることなすことに文句をつけるナルシストではないだろうか。

今回の問題はそれだけに留まらない。視察先へ15分前に到着できないと部下に対して怒りまくる。県の広報物に自分の写真がないと怒鳴るらしい。怒ることが趣味のようだ。ならば更に怒らせてみようと、本記事では知事が写っていない画像をメインに使用した。また視察の際はトイレの場所と鏡の有無を尋ねることが異常に多いと聞く。タレントでもあるまいし、過剰に身なりを気にする必要はない。やはりこの方の思考は、常識からかけ離れている。自治体や企業には特産品や贈答品を要求されるようだが、これについてはどこにでもあること。それよりも、県民から付託を受けたを繰り返し、知事の椅子にしがみつく姿勢が笑われているのが分からないのだろうか。昨日の不信任決議案が可決された瞬間。私は知事の表情に注目していた。挙動不審。明らかに動揺していた。これでご自身の置かれた立場を理解したのだろう。

毒舌で世相を斬るビートたけしさん風に揶揄するならば、兵庫県は良い人材を見つけてきましたねぇ〜となるだろう。だが知事の愚行の数々が報道された結果、県民からも批判の嵐に晒されている。このままではご本人のみならず、ご家族も批判の対象になるのは目に見えている。ここは非を認めて退くのが必然と考える。肝心のご本人は県政のあゆみを止めないと言っているようだが、あまりにも対応が雑過ぎた。もし今後、別な世界で生きていくのであれば引くて数多。元兵庫県知事の肩書きでコメンテーターをされたらよろしいのでは。控室には多数の鏡があります。局の名前入りボールペン、差し入れやお弁当など、好きなだけお持ち帰りください。

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