虹とスニーカーの頃 2021年4月10日
先月に60歳を迎えた自分だが、今も変わらない普段着は、ジーンズにスニーカー。ジーンズについては、ブランドに拘りはないのだけれど、ここ数年は、細みのシルエットを買い求めてきた。色はオーソドックスなインディゴブルーを中心に、ブラック、ダークグリーン、マルーンレッドなど。少年時代は、ベルボトムにパッチワークを施したジーンズを好んで履いていた記憶がある。当時のお気に入りブランドはEDWINだった。一方、スニーカーを好んで履くようになったのは30歳以降の気がする。当時のスニーカーは、大人しいデザインばかりで、今ほど興味がなかったのかもしれない。
独立してから暫くの間は、客先に出掛けても問題がないようにと、ブラックやダークブラウンなど、暗い色のスニーカーを購入していた。ところが50歳を超えた直後、若い人が働く企業の仕事を請け負う事がきっかけで、カラフルなデザインを好むように変わってきた。そして購入方法も、時代と共に変化してきた。以前は、スポーツオーソリティなどのショップに出かけて現物を確認。試し履きしてからの購入だったが、昨今は、オンラインストアの決め打ち購入が定番スタイルになっている。慣れというものは恐ろしい。試し履きしなくとも、ブランドごとに異なるサイズ感も分かるようになってくる。国ごとに異なるサイズ表記もいつしか覚えてしまった。実際のところ、店舗販売と比較しても、オンラインストアが見劣りすることはない。品揃えも豊富。そして、店員さんに付き纏われる煩わしさもない。元より、コロナ禍では、それしか選択肢がないと言った方が正しいかもしれない。
スニーカーにおける、私のお気に入りブランドは、ナイキとニューバランス。これに加えて最近、アシックスとプーマも加わった。アシックスは比較的安価でありながら、年を追うごとにデザインクオリティが高くなってきている、但し、ブランドネームがベタ過ぎてイマイチな感はある。もう少し、捻ったネーミングは出せなかったのか。プーマは、私が最も注目しているブランドのひとつ。かつては、サッカーシューズとして名を馳せた、ドイツの名門ブランドだったが、今やストーリートファッションにおけるポジションも確立しつつある。最も、これについてはプーマに限った事ではない。アスリートモデルの開発だけでは、ビジネスが大きくならないのかもしれない。昨今では、開発済みモデルの量販を図る為か、徹底したカラーバリエーションを展開。競合ブランドと差別化を図っているように感じられる。
オンラインストアで、海外ブランドスニーカーを購入する際、注意すべき点が一つだけある。それはwidth(ウィドゥス:横幅)が狭い事だ。普段通りのサイズで購入したら、キツくて履けない。仮に履けたとしても長期間歩けない。日本人の足は幅が広いと言われる。逆に欧米人は幅が狭い。従って海外製スニーカーは、欧米人に合わせた小さめに作られているものが殆どだ。因みに、widthがDのスニーカーは特に注意が必要。ひとまわり大きめのサイズを購入するのが鉄則だ。私の場合、2cmほど大きいサイズを購入する。但し、widthが2Eや3Eの場合は、0.5cm大きめサイズで十分履ける。
一番上の画像に写るスニーカーは、2016年以降に購入。比較的新しいものばかりだが、既に処分した物を含めたら、20足以上あったはず。こうして並べてみると、購入当時の思い出が蘇るのも感慨深い。新しいスニーカーを買う度に、これ以上は買わないぞと思っているのだけれど、今年も新しいスニーカーを3足買ってしまった。スニーカーは、一度ハマるとやめられない。私のスニーカー好きには妻も呆れている。ごちゃごちゃ言わせないように、妻の分も買って丸め込む、抱き合わせ戦術を図る事もある。直近に購入したものは、ナイキのエアマックス90LXとプーマのRS-X3ネオフェイド、ニューバランスのMX608の3足。ナイキのエアマックス90は昔からのお気に入りスニーカー。エアクッションが効いており、長時間履いても足が疲れない。このモデルは、カラーバリエーションも多いが、今回の決め手になったのは、ヒョウ柄を用いた斬新なデザインとライトグリーンベースのキュートなカラーリング。アクセントにイエローを使い、タン(ベロ)に描かれたキャラクターの口が、ナイキのシンボルマークになっているアイディアも楽しい。60歳の自分が一目惚れしての衝動買い。だが、それもスニーカーの魅力のひとつ。ウィメンズモデルだが、そもそも、スニーカーに男物、女物の区別など不要。年齢や人目を気にせず、好きなデザインを履けばいい。私など、ジーンズもレディースモデルを着用している。プーマは、ランニングシューズらしいスタイル。ライトグレーをベースに、ライムグリーンを配したアクセントが良い。一方のニューバランスは、アッパーレザーをパープルの濃淡で構成してブラックで締めたコーディネート。ソールはホワイトで軽快さを出し、ネオンピンクをアクセントカラーに使ったセンスが気に入っての購入。偶然とは思うが、このモデルもナイキ同様のヒョウ柄を使っている。こうして、スニーカーは毎年増え続けてしまうのが頭痛の種かもしれない。
還暦を迎えても、自分らしいスタイルを貫く。と言うよりも、これからが自分らしさの本領発揮という気持ちに近い。会社の代表として、体裁や人目を気にしながら生きてきた人生も、いよいよ仕上げの時期に入りつつある。気がついたら60歳になっていたというのが本音。これからは、いかに自分らしく生き続けられるかが最後の課題と感じている。この春からは、ビジネスも変えようと画策している。人は変わり続けていくもの。過去に拘ってばかりでは、生きる気力が失せてしまう。ファッションやライフスタイルも、自分らしさが大前提。ずっとはみ出してきた自分にとって、無難で大人しいライフスタイルは似合わない。悪あがきをしているつもりはないけれど、これが自分の個性だから仕方がない。ジェンダーレスの時代。男だからと決めつける事自体、一昔前の発想。そんな陳腐な人生など、さっさと捨ててしまえばいい。何事も自然体で受け入れ、自分を貫き通す。やりたい事はいくらでもある。還暦など、人生の通過点に過ぎないよ。
☆虹とスニーカーの頃/チューリップ(1979)
https://www.youtube.com/watch?v=NncfAwgu3zA
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2021年4月10日
先月に60歳を迎えた自分だが、今も変わらない普段着は、ジーンズにスニーカー。ジーンズについては、ブランドに拘りはないのだけれど、ここ数年は、細みのシルエットを買い求めてきた。色はオーソドックスなインディゴブルーを中心に、ブラック、ダークグリーン、マルーンレッドなど。少年時代は、ベルボトムにパッチワークを施したジーンズを好んで履いていた記憶がある。当時のお気に入りブランドはEDWINだった。一方、スニーカーを好んで履くようになったのは30歳以降の気がする。当時のスニーカーは、大人しいデザインばかりで、今ほど興味がなかったのかもしれない。
独立してから暫くの間は、客先に出掛けても問題がないようにと、ブラックやダークブラウンなど、暗い色のスニーカーを購入していた。ところが50歳を超えた直後、若い人が働く企業の仕事を請け負う事がきっかけで、カラフルなデザインを好むように変わってきた。そして購入方法も、時代と共に変化してきた。以前は、スポーツオーソリティなどのショップに出かけて現物を確認。試し履きしてからの購入だったが、昨今は、オンラインストアの決め打ち購入が定番スタイルになっている。慣れというものは恐ろしい。試し履きしなくとも、ブランドごとに異なるサイズ感も分かるようになってくる。国ごとに異なるサイズ表記もいつしか覚えてしまった。実際のところ、店舗販売と比較しても、オンラインストアが見劣りすることはない。品揃えも豊富。そして、店員さんに付き纏われる煩わしさもない。元より、コロナ禍では、それしか選択肢がないと言った方が正しいかもしれない。
スニーカーにおける、私のお気に入りブランドは、ナイキとニューバランス。これに加えて最近、アシックスとプーマも加わった。アシックスは比較的安価でありながら、年を追うごとにデザインクオリティが高くなってきている、但し、ブランドネームがベタ過ぎてイマイチな感はある。もう少し、捻ったネーミングは出せなかったのか。プーマは、私が最も注目しているブランドのひとつ。かつては、サッカーシューズとして名を馳せた、ドイツの名門ブランドだったが、今やストーリートファッションにおけるポジションも確立しつつある。最も、これについてはプーマに限った事ではない。アスリートモデルの開発だけでは、ビジネスが大きくならないのかもしれない。昨今では、開発済みモデルの量販を図る為か、徹底したカラーバリエーションを展開。競合ブランドと差別化を図っているように感じられる。
オンラインストアで、海外ブランドスニーカーを購入する際、注意すべき点が一つだけある。それはwidth(ウィドゥス:横幅)が狭い事だ。普段通りのサイズで購入したら、キツくて履けない。仮に履けたとしても長期間歩けない。日本人の足は幅が広いと言われる。逆に欧米人は幅が狭い。従って海外製スニーカーは、欧米人に合わせた小さめに作られているものが殆どだ。因みに、widthがDのスニーカーは特に注意が必要。ひとまわり大きめのサイズを購入するのが鉄則だ。私の場合、2cmほど大きいサイズを購入する。但し、widthが2Eや3Eの場合は、0.5cm大きめサイズで十分履ける。
一番上の画像に写るスニーカーは、2016年以降に購入。比較的新しいものばかりだが、既に処分した物を含めたら、20足以上あったはず。こうして並べてみると、購入当時の思い出が蘇るのも感慨深い。新しいスニーカーを買う度に、これ以上は買わないぞと思っているのだけれど、今年も新しいスニーカーを3足買ってしまった。スニーカーは、一度ハマるとやめられない。私のスニーカー好きには妻も呆れている。ごちゃごちゃ言わせないように、妻の分も買って丸め込む、抱き合わせ戦術を図る事もある。直近に購入したものは、ナイキのエアマックス90LXとプーマのRS-X3ネオフェイド、ニューバランスのMX608の3足。ナイキのエアマックス90は昔からのお気に入りスニーカー。エアクッションが効いており、長時間履いても足が疲れない。このモデルは、カラーバリエーションも多いが、今回の決め手になったのは、ヒョウ柄を用いた斬新なデザインとライトグリーンベースのキュートなカラーリング。アクセントにイエローを使い、タン(ベロ)に描かれたキャラクターの口が、ナイキのシンボルマークになっているアイディアも楽しい。60歳の自分が一目惚れしての衝動買い。だが、それもスニーカーの魅力のひとつ。ウィメンズモデルだが、そもそも、スニーカーに男物、女物の区別など不要。年齢や人目を気にせず、好きなデザインを履けばいい。私など、ジーンズもレディースモデルを着用している。プーマは、ランニングシューズらしいスタイル。ライトグレーをベースに、ライムグリーンを配したアクセントが良い。一方のニューバランスは、アッパーレザーをパープルの濃淡で構成してブラックで締めたコーディネート。ソールはホワイトで軽快さを出し、ネオンピンクをアクセントカラーに使ったセンスが気に入っての購入。偶然とは思うが、このモデルもナイキ同様のヒョウ柄を使っている。こうして、スニーカーは毎年増え続けてしまうのが頭痛の種かもしれない。
還暦を迎えても、自分らしいスタイルを貫く。と言うよりも、これからが自分らしさの本領発揮という気持ちに近い。会社の代表として、体裁や人目を気にしながら生きてきた人生も、いよいよ仕上げの時期に入りつつある。気がついたら60歳になっていたというのが本音。これからは、いかに自分らしく生き続けられるかが最後の課題と感じている。この春からは、ビジネスも変えようと画策している。人は変わり続けていくもの。過去に拘ってばかりでは、生きる気力が失せてしまう。ファッションやライフスタイルも、自分らしさが大前提。ずっとはみ出してきた自分にとって、無難で大人しいライフスタイルは似合わない。悪あがきをしているつもりはないけれど、これが自分の個性だから仕方がない。ジェンダーレスの時代。男だからと決めつける事自体、一昔前の発想。そんな陳腐な人生など、さっさと捨ててしまえばいい。何事も自然体で受け入れ、自分を貫き通す。やりたい事はいくらでもある。還暦など、人生の通過点に過ぎないよ。
☆虹とスニーカーの頃/チューリップ(1979)
https://www.youtube.com/watch?v=NncfAwgu3zA