TOKYO LIFE STORY

グラフィックデザイナーを目指して上京後、初めて住んだアパートは、6畳一間でお風呂も無かった。末広荘という陳腐な名前の古びたアパート。不動産屋の仲介であったが、川崎に暮らす老夫婦が大家さんであった。見るからに年老いていたので、こんな人で大丈夫かとも思ったが、アパート近所に住む人に管理委託されていたので入居を決めた。しか ...