「every little thing」

秋分の日を超えて以来、秋の気配を感じるようになった。毛布こそ出してはいないが、日中は随分涼しくなり、過ごしやすくなった感がある。お盆前のような暑さは消えてサラッとした空気感。そして日没が早くなり、秋の夜長と言われる時期を迎えつつある。

私にとって秋の夜長一番の楽しみは、アイディアを出して企画を立てる事である。仕事をはじめに趣味やメルカリの出品計画など、やりたい事は山ほどある。自分本来の仕事については、夜からが本領発揮。昼間は殆ど遊んでいると言っても過言ではない。若い頃からずっとそうなのだ。従って典型的な夜型人間。日中はナマケモノ状態である。先日など、ヘアクリップをつけて洗顔。その後外す事を忘れてしまい、郵便物の配達に来たお姉さんに見られて笑われてしまった。一見しっかりしているように見られがちだが、いつも失敗してばかり。歳を重ねて変なおじさんの王道を歩みつつある。

大病を経験して以来、食生活においては、野菜を多めに摂取する事を心掛けている。思えば私は、子供の頃から野菜嫌いだった。野菜が美味しいと感じるようになったのは40歳を超えたあたりから。少年の頃は、健康のためにも食べなさいよと言われても聞く耳を持たず、そんなの要らないよ〜と言い続けてきた。東京で生活した6年間。そして独立して以降の不摂生極まる生活の結果が3年前の脳出血だと理解している。

以前テレビ番組で見たのだが、ヒトの体は常に前がん状態らしい。そしてがんの発症を抑えるカギは、野菜の摂取量と言われている。その番組を見て以来、野菜の摂取量を増やすと共に、糖質の摂取を減らす努力をしている。だがこれについてはなかなか難しい。幼少期からお米が大好きで、麺類やパンにも目がないのだ。そのせいなのか、うちの家系は太りやすい体質のようである。現状において、糖質の摂取量をゼロにする事は不可能である。またこれからの季節は温かい麺類が恋しくなる。とりわけ塩分が多く、安易に食べてしまいがちな食品がカップ麺である。

画像の商品をご存じの方は、流行に敏感な方かもしれない。巷で噂の日清カップヌードル「スーパー合体シリーズ」である。妻がコンビニで見つけて買ってきた。2種類のスープを掛け合わせて二つの味を楽しめるがコンセプトのようだ。一見マッチしそうもないスープを掛け合わせて、新しい味を創り出してみました。そんなところであろうか。ものは試しと私も食してみたのだが、正直に申し上げればイマイチ感は否めない。だが妻は美味しいと言う。たとえ夫婦でも感性は異なるようだ。こればかりはどうしようもないし、合わせる気もない。価値観がズレているからこそ、夫婦という形を長く続けてこられたのかもしれない。うちの夫婦はその典型である。

眞子さまのご結婚が決まったと報道されている。大変失礼ながら、そんな事には興味のかけらもないし、どうでもいいというのが本音。元より結婚はご本人が決める事で、周りが騒ぎ立てる必要もない。眞子さまのご結婚について、世間一般の見解としては、誰からも祝福されているとは言いがたい。あくまでも私見だが、お相手の小室何某の印象が悪すぎるからだ。きっかけは母親の借金を借金ではないと突っぱねた事。また自分の見解の正当性を主張するために、膨大な枚数の資料を用意して釈明会見に臨んだことである。この結果、世間の反発を招いてしまった。弁護士になる以上、借金とは認めたくないと思ったのかもしれない。ま、気持ちは分からないでもないのだが、やはり賛同を得られなかったようだ。

もし私が彼の立場ならば、自身でお金を用意して、母親の借金を精算しただろう。何よりもそれが最優先。その上で、釈明する必要があるかを考える。彼は今後弁護士になるのだ。高い報酬を得ようとする人間が、高々数百万を払いたくないとゴネている。そんな報道をされてはマイナスイメージになりかねない。多くの評論家も同様の指摘をしていたようだが、彼はどのように判断したのだろうか。

眞子さまのご結婚については秋篠宮様のコメントが全てを物語っている。親として娘の結婚を手放しで喜べないもどかしさ。加えて皇族としての倫理観や体裁などもあるだろう。ここからはジョークだが、小室何某の発言で、一際腹立たしい事がある。婚約発表記者会見の時に語ったコメントである。「好きな言葉はレット・イット・ビーです」(お前が言うか！)ビートルズの楽曲を、あたかも自分の座右の銘のように言うのはやめていただきたい。ビートルズファンとしても、この上なく迷惑千万である。少なくとも、母親の借金を返済してから言えよ(笑)

本ブログで折に触れてきたメルカリだが、今回も素敵な人に出会った。仮に名前をYさんとさせていただく。Yさんは山形県にお住まいで二つの職場に勤務されている。パン屋さんとお寿司屋さんと伺った。所謂ダブルワークである。Yさんの出品物を購入して以来、交わした連絡は数回ほど。どんなに多忙であっても誠実で気配りがある対応をしていただいた。たとえ姿形が見えなくとも、言葉使いや文面から、その人となりが表れてしまうもの。今回もまたそれを実感する事ができた。

フリマのメリットは欲しい商品を購入したり、不要になった物を売却できる事だが、素敵な人と出会う喜びも大きいと考える。取引成立の際、殆どの人は最小限度の連絡で済ませたいと考えるのだろうが、私は少々異なる。この人の生き方や考え方を学びたいと思ったら、限度を超えない程度に尋ねる事が多い。何よりも縁あって出会った相手である。モノも大切だが、他人の心に触れる事も意義深いと考える。たとえ何歳になっても、人生は学ぶべき事が多い。Yさん、お世話になりありがとうございました。

☆ルパン三世のテーマ'78（2002 Version）
https://www.youtube.com/watch?v=9PQRrIhY-zU